店舗事例08「ピザとパスタのテイクアウト」

お客様名:sbarro イオン与野店

お客様名:sbarro イオン与野店

スバーロは本来米国では有名な大手ピザチェーン店です。スバーロジャパンが日本法人としてライセンス展開を始めたのは数年前のことですから、まだそれほど世間に認知されていないのも仕方ないことです。

従来のアメリカ仕様のスバーロデザインは赤・緑・白を基調にして赤いタイルをカウンターエプロンに施し、見る人の目がチカチカするくらいカラフルです。言い換えれば主役のメニューポスターが目立ちません。

なんとかデザイン規制を出し抜きたいと日本法人の担当者の方と画策していたところ、この淡いクリームをメインカラーにしたCGが新しい展開スタイルとして採用されました。

次はロゴマークもちょっと変えてみたいのですが、さすがに許可が下りるどうか分かりません。

デザインのポイント

「“売り”を明確にして集客力につなげる」

スバーロはピザとパスタを中心としたイタリアンファーストフード店です。

米国発祥のブランドで歴史も長く、ワールドワイドに展開する大手チェーン店です。日本法人として、5店舗目を出店するにあたっての依頼でした。

お客様名:sbarro イオン与野店

今回は既存の店舗を利用した、郊外型ショッピングモール内のフードコートへの出店です。施設内には大手チェーン店が軒を連ねています。本国では知名度抜群ですが、出店間もない日本では、まだそれほど認知されていません。競合他社の中で埋もれないような競争力を持たせる必要があります。ブランド本来の個性はすでに確立されているので、その個性をいかにして魅力的に伝えられるかがデザインの主旨となります。

フードコートの場合、厨房を取り囲むパッケージそのものがブランドの個性を表現する要素となります。

多くの飲食店が立ち並ぶ中、一目見て何のお店か分かるようにしなければなりません。通常の店舗の外装と比べて、お店の特徴を伝える比重が非常に高いことがうかがえます。この限られたスペースの中でブランドの個性や商品の売り、多岐に渡るメニュー構成を明確に提示しなければなりません。そして、一種の屋台村のような空間でどれだけ周囲にアピールできるかが集客への鍵だと思います。

また、国によって、人々の嗜好は微妙に変化します。そこに暮らす人々の嗜好にマッチしたブランドイメージを確立する必要があります。ここ日本においてのスタイルが確立していないこともあり、本国仕様と日本国内の仕様を交えながら、新規店舗のデザインを検討しました。

お客様名:sbarro イオン与野店

結果、まずは原点に立ち返りシンプルに商品を分かりやすく伝え、多くの人にこのブランドを認知してもらうことが一番の目的と判断。装飾的な要素を排除して、各種サインが効果的に機能するようにシンプルなカラーリングに変更。パッケージ全体をクリームホワイトでまとめました。

これにより、食材の新鮮さを想起させ、洗練されたイメージが得られたと同時に、店名やコルトンサインなどの主要素が際立つようになりました。カウンターエプロンには商品の持つビジュアル特性を利用して写真を構成し、訴求効果を促すように配慮しました。

「名店らしさを加味することでブランドの価値を向上させる」

創業してから50年以上の歴史を持つ老舗ブランドですが日本の市場に参入して数年しか経ってないので知名度、認知度共にブランドとして確立されていません。

このような確固とした経歴やネームバリューを持っていても、それを効果的に表現、アピールしなければ誰も理解してくれません。今までの日本のスバーロは、このブランドの歴史を伝えていませんでした。

商品価値を高める上で、このブランドのバックボーンは非常に効果的です。区画横の大きな壁面に創業以来の歴史を伝える写真をグラフィカルに配置して効果を狙いました。

お客様名:sbarro イオン与野店

あくまでも区画正面の商品の写真が主役なので、壁面にとけ込むようにセピア調に統一、印象的なものに感じられるように配慮しました。

ランダムな動きのあるレイアウトをとることで、店舗全体が楽しく活動的な雰囲気になったと感じています。

お客様名:sbarro イオン与野店

店舗データ

住所埼玉県さいたま市中央区本町西
経営母体名株式会社Sbarro Japan
代表者岡本 勇一
開店年月日2010年11月
業種業態FC ピザ&パスタ
営業時間9:00~22:00
月商450万円
坪数11.6坪
席数-
稼働日数30日
稼働従業員数/日3名
内装費用(厨房別・看板含む)750万円
特色ピザとパスタのテイクアウト