店舗事例07「韓国の本場の専門店料理7種類のコラボ」

お客様名:KollaBo

お客様名:KollaBo

今までの韓国料理の専門店はひとりの調理人が焼肉・スンドゥブ・チヂミ・サムギョプサルとなんでもあれの状態でしたが、これらの7つの業態を韓国の有名店からそれぞれコラボして、ひとつの店で様々な本場の味を堪能できるようにオーナーの任(イム)さんは考えました。このコンセプトを実現するにはいくつかの条件を提示されました。

  1. コスト削減の為に焼肉ロースターと厨房機器は韓国製にする。
  2. 厨房を通路際に設けて躍動感をアピールする。
  3. 全体デザインは従来の韓国料理店を想起させないモダニズムを採用する。
  4. ローコストハイレベル(これが一番大変でした)。

これらの条件を加えながら打ち合わせを進めていったのです。任社長は前職が世界有数の投資会社のファンドマネージャーという経歴の持ち主で飲食店の経験はゼロでしたが、それを補って余りある強い意志と意欲の持ち主でした。開店当初は多少苦戦していましたが、現在は認知度も高く売り上げも順調に目標達成しています。

各料理もさすがに本場で定評のお店が集まっただけあって、確かに納得です。

デザインのポイント

「意匠を特定化しないことで集客効果を生む」

お店は商業施設内のレストランフロアを立地としています。家族連れやカップルなど客層は様々。昼夜通しての集客が見込めます。

高い集客力を得るために、誰もが共感できるようなお店づくりが必要です。

また、7つの業態をひとつのパッケージで表現するということで、内装は、それぞれの料理がおいしく引き立つように心掛けてデザインしていかなくてはなりません。

パンチのある様々な韓国料理が提供されることに加え、内装も従来の韓国料理店のような強烈なイメージでデザインしてしまっては本末転倒。
このお店にしかない、せっかくの魅力を台無しにしてしまうと考えました。

お客様名:KollaBo

女性客の獲得や、やや高い客単価とのバランスも同時に考慮した結果、あえてこの店では特定の意匠を与えないでシンプルでモダンなイメージで空間を構成することが適切だと判断しました。そうすることで、空間、料理共々調和のとれた店舗として効果を発揮すると考えました。

洗練された本格志向のお店と感じてもらえるように、落ち着いたダークトーンとホワイトを基調に空間を構成。

子供連れのご家族にも楽しんでいただけるように、客席部分には木材を使ってカジュアルな一面も持たせました。

ハイレベルなお店らしく、エントランスや通路などは通常よりも広くとって、ゆとりある雰囲気を演出しています。

「一歩引いたデザインで“売り”を明確にする」

7つの業態をひとつの厨房でまかなっているので熱器具の数は半端ではありません。

お客様名:KollaBo

ガスコンロなど大量の熱器具が一同に並び、各所で火柱や湯気が立ち上る調理の様は圧巻で、躍動感あふれる一種のパフォーミングアートと言っても良いでしょう。

この視覚効果をお店の顔として利用しない手はありません。

設計の初期段階で、厨房は共用通路側に設置することが決定していました。

この効果を十分に発揮できるように熱器具は全て通路側へ配置。壁面には映画のスクリーンのような幅の広いFIX窓を設けて調理場の様子が伝わるようにしました。客席側にも同じように設置することで、外からでも店内の様子が伺え、入りやすい環境になったのではないかと感じています。

お客様名:KollaBo

このように外装全体に横長のFIX窓を配置することで、店内と通路がシームレスにつながり、且つ、広がりのあるダイナミックなファサードイメージを獲得することができました。

外装もインテリア同様、厨房などの売りとなる要素が引き立つようにシンプルにまとめました。

厨房まわりの壁面には光沢のある白いモザイクタイルを施し、清潔感あふれる洗練されたイメージを演出。従来の焼肉店や韓国料理店との差別化を図りました。

メインエントランスにはドリンクスペースを設け、厨房の活気が店内入口まで続くように計画。

戦略的なレイアウトで高い導入効果を持たせることができました。

お客様名:KollaBo

店舗データ

住所東京都豊島区東池袋
経営母体名株式会社アイホールディングス
代表者任 和彬
開店年月日2009年10月3日
業種業態本格韓国料理
営業時間11:00~23:00
月商推定2,000万円
坪数90坪
席数50席
稼働日数30日
稼働従業員数/日20名
内装費用(厨房別・看板含む)3,800万円
特色韓国の本場の専門店料理7種類のコラボ