店舗事例03「カフェとイタリアンバール」

お客様名:BAR ITALIA

お客様名:BAR ITALIA

お客様名:BAR ITALIA

甲州街道の上り車線がトンネルに差し掛かるあたりにある、とあるビルの一階外から見えるイタリアンです。当初はビル側の内装規制が厳しすぎる為、出店を諦めかけていましたが、交渉を続けていくうちに理解を得られて、最終的には当社とオーナー様の提案が受け入れられました。

浦安あたりにある某有名テーマパークが取り入れている、擬岩工事という特殊な手法で、レンガや古い城の壁に似せて内装を施していくのですが、現場と設計とオーナーの息が合わないとなかなか現実にはなりません。

今回はオーナー様とのお付き合いも浅からぬ関係にあり、打ち合わせも非常にスムーズで、完成時にはあれだけ反対していたビル側の責任者にも大層喜んでいただきました。

末永く愛される名店になれば本当にうれしいことです。

デザインのポイント

「開発的視点から新しい飲食環境を提案、創造する」

お店は商業施設の1階、物販フロアが立地です。もともと物販スペースだったところに飲食店を設けました。

集客力のある施設の入口に面しており、外からの利用客も見込めます。物販フロアということで競合する店舗もなく需要も期待できるという観点から、高い収益を生む能力を持った物件と判断。お客様と共に実現に向けて計画を進めました。

通常は飲食店として機能させるための設備を新たに導入したり(特に排水や換気設備の導入が困難)、施設のフロア構成から逸脱するといった理由で現実化しません。今回は、そうたやすいものではないにせよ、施設側に実現可能な要素が認められたので、建物の設備状況やそれに関わる費用等々、ビル側との交渉を重ねて現実のものとしました。

結果、施設側にとっても、ショッピングの合間に一息つける場所を提供する、エントランスに活気が生まれた、など好印象で、今回の計画が施設自体のイメージアップにつなげられたことはとても喜ばしいことです。

「施設とのマッチングを図り相乗効果を生む」

お客様名:BAR ITALIA

“バールの手軽さで本格的なイタリアンを提供する”というコンセプトの下、本場のイタリアンバールが持つ空気感を表現するためにデザインを検討しました。厳選されたイタリアのチーズやジェラートも販売するということで、こちらにも対応していかなくてはなりません。

多くの物販店が立ち並ぶ中、施設とのマッチングを図り、その中で埋もれない個性を持たせる必要があります。

そのような観点からファサードは“クラシコ”なファッションブランドのように展開。

フルオープンになるエントランスと大きなFIX窓で入りやすさを演出し、風格のある意匠と色使いで全体を構成、イタリアの古い街並みを表現しました。

入口には大型のショーケースを配置してテイクアウト販売に対応。同時にエスプレッソマシーンなどのドリンク機能を追加することで訴求効果を与え、小さなスペースでも効率良く作業が行えるように設計しました。

「味わい深い仕上げで集客力につなげる」

お客様名:BAR ITALIA

内外装共に細部に渡ってエイジングを施し、空間全体に時間の流れが感じられるように演出しました。

インテリアは歴史や伝統を感じさせる質感と絵画のようにカラフルな色使いで構成。名店らしい本物の質感の中にカジュアルで楽しい雰囲気を盛り込み、施設自体のメインターゲットである若い女性客の嗜好に応えるお洒落な空間に仕立てました。

昼間は陽の光が差し込む中、ゆったりとランチ、夜は街の灯りを背景にお酒や食事が楽しめるので、とても魅力的です。吹き抜けのような高い天井の一部をカーブさせることで“ドゥオーモ”のような柔らかな表情も持たせました。

バールの醍醐味を表現するために、テイクアウトコーナーと厨房を“アイランド化”して屋台的賑わいを演出。

共用通路や客席に厨房の様子を伝えることで訴求効果を持たせました。厨房とカウンターの“境界”には食器やワイングラス、カラフルな調理道具や調味料などのパッケージ類などを意図的に並べ、視覚効果を狙いました。カウンターやテーブル席はハイチェアーの立ち飲みスタイルを採用して、気軽に利用できる感覚を提供。

通路や客席の間隔も通常より少し狭くして、これにつなげました。

お客様名:BAR ITALIA

店舗データ

住所東京都新宿区新宿
経営母体名株式会社ナムコ
代表者松川 良太
開店年月日2009年10月
業種業態イタリアン
営業時間11:00~23:00
月商600万円
坪数17坪
席数28席
稼働日数30日
稼働従業員数/日5名
内装費用(厨房別・看板含む)1,100万円
特色カフェとイタリアンバール