アイドルタイム限定のランチ

ランチ営業後から夜の営業開始までの時間などをアイドルタイムと呼ぶが、このアイドルタイムという呼び方は、店が暇になるという、店側の視点での呼び方である場合が多い。こうしたマイナスイメージにとらわれたら発想が貧弱になる。お客視点でみれば、アイドルタイムは慌しくなく、他のお客に気兼ねなくくつろげる時間だ。このプラス面を強調したメニュー販促も工夫できる。

例えば、東京・銀座のある和食店では、昼の一番忙しい時間帯の後、14時~17時にだけ売る限定ランチが人気を博している。

そのメニューは「大皿盛り込み会席」と銘打ち、大皿に前菜や焼き物、揚げ物など15品も盛られた内容。通常のランチメニューより高い価格設定であるにも関わらず、「ハレの食事」を演出する内容と、くつろげる時間帯での提供で、銀座で買い物や観劇の後に立ち寄るお客から注文を集めている。

スターバックスコーヒーなど、セルフ方式のカフェではアイドルタイムにコーヒーの試飲サービスを行なうところもあります。手の空いた時間にメニューの宣伝を行なうだけでなく、貴重な接客チャンスととらえて、お客とのコミュニケーションを図るわけです。