秋の試食サービスで忘年会を獲得

忘年会など、繁忙期の宴会を獲得するには、その2~3ヵ月前からの準備が大切。料理の準備だけではなく、早い時期から電話営業やポスティングに励む店は多いが、他にも効果的なやり方を検討したい。

例えば、ある居酒屋では、宴会獲得につなげる試食サービスを実施。10~11月になると、週に2~3回行なう。宴会で提供している料理を試食用に作って小分けし、「宴会のコースで出している料理の試食サービスです。おいしいので、ぜひ、お試しください」と説明して来店客にふるまう。

この試食サービスは、無料のサプライズが喜ばれるので、スタッフがお客とコミュニケーションを図りやすい。それが店のファン獲得に一役買い、会話の中で「ぜひ、宴会でもご利用ください」という接客トークを行なうことで、年末の宴会獲得につなげている。

また、あるイタリア料理店では、2種類のグラスワインを飲み比べできるお得なセットを用意。同時に、これを宴会利用にもつなげる。飲み比べセットを注文したお客に、「どちらがお好みでしたか? 」といった会話をきっかけにコミュニケーションをとり、会話が弾んできたら、「宴会のときは、このワインを2000円の飲み放題で楽しめます。ぜひ機会がありましたら…」という接客トークをさりげなく盛り込むのだ。

無料サービスとはいえ、接客トークで、宴会案内の押し付けばかりにならないように配慮しましょう。あくまで試食なので「味はどうですか?おいしい?よかった!」「お好きな料理とかありますか?」といった会話を挟んで、自然な形で印象づけたいところです。