“お持ち帰り歓迎”のメニューブック

メニューブックはある程度のコストをかけて作るので、断りもなく持ち帰りされると困る。だが発想を変えれば、メニューブックはそれ自体を強力な販促ツールとして活用することができる。

住宅街のある焼肉店では、こんなメニューブックを作った。ページ数は40ページもあり、1ページに1品、大きな写真入りでメニューを紹介する。これはお店の手作りで、文具用のクリアブックに、パソコン作成したメニューをカラープリントして差し込んだものだ。

これを、この焼肉店では積極的に配る。お客から要望があれば手渡すのはもちろん、例えば、店の外で店内の様子をうかがっている人が見受けられたら、スタッフは店の外まで出て、「よろしければどうぞ」といって手渡す。

そうして持ち帰った人たちは、少なくとも店に興味がありそうな人なので、家に帰ってメニューブックを吟味する。そこに大きな写真入りの充実したメニュー紹介があれば、自然と焼肉を食べたくなり、来店につながるという狙いだ。

クリアブックは100円ショップで購入。チラシやDMの販促は行なわず、メニューブックに費用を集中させている。

同じような発想で、メニューブックを誌のような仕上がりにして配っている店もあります。メニュー紹介の他、お店のこだわりや仕入れ先の生産者の紹介までコラムのように掲載し、「すごいメニューブック」としてクチコミで評判を生むほど効果を発揮しています。